TOEICで高得点を取ってから高校生を指導できる立場に

転職してある学習塾で働き始めました。英文科出身ということで、就職した当初は小学生から中学生までに英語を教えていました。子供たちに教えるのはとてもやりがいがあり、毎日有意義に仕事をすることができました。しかし講師の先輩は高校生や大人にも英語を教えることができ、いつか私も高校生以上の生徒さんたちも指導できるようになりたいと思っていました。それにはもっと深い勉強が必要です。そこで私は資格を取ることにしました。英語の資格では主流のTOEICに挑戦して高得点取ろうと考えました。その塾ではTOEICを850点以上取れるようになったら高校生を指導しても良いというルールがありました。

ところがそれまでTOEICを受けたことはありませんでした。英語は大学で勉強しただけです。そこでどうやって勉強するのかわからず、通信教育を受けることにしました。それはTOEICで高得点を取るためのもので、単に単語を覚えたり問題を解いたりするだけでなく、短時間で高得点が取れるテクニックも教えてくれるものでした。とはいえ、何事もそうですが楽して成功することはできません。TOEICも同じで850点以上も取ろうとするなら、それ相応の単語を覚えたり、問題数を解いたりしなければなりません。それにはかなり時間がかかりますが、働きながらなので机に向かう時間は限られています。

そこで通勤時間を勉強にあてることにしました。幸い職場に行くには片道1時間、電車に乗っていなければなりません。そのため往復で2時間、時間があります。この時間を使えば通勤するだけで一日2時間も勉強できます。そしてこの2時間をずっと単語を覚えることに費やしました。単語は覚えてもすぐに忘れるため、何度も繰り返し覚えて完璧に覚えるようにしました。一方、家では読解問題やリスニング問題を解きました。

家での勉強時間は一日3時間くらいでした。始業時間が11時と遅いため午前中、勉強しました。私は昔から朝型の勉強が得意だったので、夜より朝勉強するほうが頭が良く働きます。また一人暮らしでしたので、家族に気を遣うことなく勉強に集中することができたことも幸いでした。家での具体的な勉強は、読解問題とリスニングの問題をどんどん解いていくというものでした。通信教育の教材にある問題を解いて、答え合わせをします。間違えたところは何度も解いて頭に叩き込みます。

通勤時間に単語を覚え、家では問題を解き、月に一度、通信教育のテストを受けて実力をつけていきました。最初から850点もの高得点を取ることは無理だろうと覚悟はしていましたが、初めて受けたときは800点取ることができました。思ったより点数が良かったので、さらに勉強を続けて2回目で念願の850点をクリアすることができました。

ついに850点を取ったことを塾のオーナーに伝えると「よく頑張ったね。それじゃ、高校生と大人の授業も任せるよ」と言われました。そしてその言葉どおり、それからは小学生から大人まで、英語の指導をするようになりました。仕事の幅が広がって、より一層有意義に働くことができるようになり、ますますやりがいを感じるようになりました。それに伴い給料もアップしました。私の頑張りを塾のオーナーが認めてくれたようです。そして先日、主任にならなかといわれました。主任になると手当てもつき、さらに給料がアップします。

TOEICの資格を取ってから、仕事の上で本当に役立ち良かったと思っています。しかし振り返ってみるとリスニング問題の練習量をもっと増やしておけば一度のチャレンジで目標が達成できたかもしれないなと思います。私の場合、家でCDを聞くだけでしたが、ウォークマンなどで何かしながら聞くなどして、リスニング量を増やしていたらもっと効果があったのではないかと思っています。